母方の祖父が彫刻家で、
その影響なのか、母は美術作品が大好きな人で、美術館で働いていました。
母がいるときは美術館にはいつでも入れることができ、
私はその頃から絵と対話していたような記憶があります。
「どんな気持ちでこの絵を描いたんだろう?」
「どうしてここに、この色が使われているのかな?」
「人がこちらを向いているのはなぜなんだろう?」
絵と向き合い、絵の中に漂う感覚で、一つひとつの世界を覗いていた感じ・・・。
メトロポリタン美術館
http://www.metmuseum.org/ja-jp/visit
このHP上で、全ての作品をみることができます。
とにかく感動!
行って良かったです!!!
1時間、無料のボランティアによる日本語のガイドツアーに参加しました。
お薦めです!勉強になりました。
でも、残念なことに・・・・
開館と同時に入り、閉館までいたのですが、
あまりに広すぎて、一つひとつの作品と向き合うことが全く出来ませんでした。
表面をただ眺めて、走り去り、次っていうような、そんな見学になってしまいました。
理想は1週間滞在して!毎日通う。
せめて3日は鑑賞に必要だと思います。
書籍や、映画に関して、
「私は残りの人生で、一体どれほどの書籍や映画に出会えるのだろう。」
本屋さんDVDレンタルショップでは、多くの書籍やDVDを前に、
焦りのような気持ちを感じることもしばしばです。
そんな焦りを、まさに、入館した時にも感じました。
「私はこんなにも素晴らしい芸術を前にしているけれど、
どれだけの作品を理解できるんだろう!!!????」
アートナビゲーターの資格試験の時、
それなりにアートに関しての勉強はしましたが、私の知識なんて・・・。
ケーキに例えると、飾りのホイップクリーム&いちごくらい。
スポンジのしっとりさや、挟まれたクリームの滑らかさ、
もっと言うと、バターや小麦、使われている洋酒などの原材料、
食感や、製作者が意図するところのそれらがあいまった魅力は全然わかっていない。
アートを理解するには時代背景などの歴史を知っていることが大前提だと感じました。
ティファニーのお家の一部。
フェルメール!
ルノワール!珍しく黒が使われている。
素晴らしい細工。
話し声が聞こえてくるような・・・。
涙が溢れるような素敵な作品がいっぱい!
イタリアの彫刻家アントニオ・カノーヴァ作の「クピドとプシュケ」。
これがとても見たかった ♡
アフリカの作品。
この前に立ち何分も微動だにせず、見つめ続けている西洋の女性がいました。
とても印象的でした。
ランチは地下のカフェでサラダバー!
屋上からの眺め。
是非、是非、もう一度行きたいです!