スーザン・フォワード
玉置 悟 訳
”子供は一生苦しむ
「毒になる親」に傷つけられた子供の心は、歳を重ねても癒やされることはない。
不安、怒り、過剰な義務感、つきまとう罪悪感・・・・・。
子供時代に植えつけられた感情の種が、大人になったあなたに害を与え続ける。
親に奪われた人生を取り戻すために、あなたがそういう親にならないために。
勇気をもって、本書を開こう。
「自分の問題を他人のせいにしてはならない」というのはもちろん正しい。しかし自分を守るすべを知らない子供だった時に大人からされたことに対して、あなたには責任はない。自分に自身をもてず、さまざまな問題や悩みに苦しむ数千人の人々を、著者は二十年以上にわたってカウンセリングしてきた。その豊富な事例から、悩める大きな要因は親であると分析。傷つけられた心を癒やし、新しい人生を歩き出すための具体的な方法を、あなたに伝授する。カウンセリングの現場から発想された現実の希望に満ちた一冊!” 帯より引用
この本が出た時は賛否両論あったようです。
「親はどんな時でも子供のことを思っている。」
「親を敬わないなんて何て親不孝。」
「子供に愛情をもてない親なんかいるもんか。」
こういった言葉に心を痛めている方にぜひ読んでもらいたい1冊です。
親には親の事情があり、また親の認識不足によって、親としての義務が果たせない親がいます。
「自分の幸せは自分で責任を持つもの。」
このことにも気づいておらず、子供を通して自分の夢を実現しようと、
子供を操作する親もいます。
「育ててくれた親には感謝している。
親がいないと今の私は存在しない。」
それはもっとものこと。
けれど、そのことと親に傷つけられた事実は全く別のこと。
「親には親の人生がある。私には私の人生がある。」
そんな風にしっかりと分けて考えられるようになるまでには、相当時間がかかります。
私が今までに行ったセッションの3分の2は、親の呪縛にがんじがらめになっていて身動きが取れずに苦しんでいたり、親からの連鎖だったり、といった親がらみの悩みでした。
私は親のああいった言葉に傷ついた。
私は親のあんな態度に傷ついた。
その他に
親に支配されていた。
親の代わりをさせられていた。
親がアル中だった。
親に暴力をふるわれていた。
親に性的なイタズラをされた。
家の外と中が全く違う家庭だった。
このような覚えのある方は勇気を持って自分の直感に従ってください。
親から距離をおきましょう。
物理的に無理な方は、精神的に独立する方法もあります。
誰のものでもないあなた自身の人生です。
さあ、この瞬間から自分らしく歩いて行きましょう。