急に連絡が入り、小学校時代の友人のお通夜に行って来た長男。
「小学生の頃のT君はいつもニコニコして、控えめで、
決して自分を主張することなかったなあ・・・。」そうため息とともに静かにつぶやいた。
わずか20数年の人生。
未来への希望やこれから経験するたくさんの感動をほんの少しも思い描くこともできないほど、
ただただ楽になりたかったんだね・・・。
個人名は一切書かれていない、ただ「みんなによろしく」と書かれたきちんとした遺書も残されていて・・・。
「会社辞めたい・・」そう冗談ぽく言ってたらしいけど、誰も彼の心を慮ること出来なかった・・・。
辛かったんだね・・・。
この世の最後の行いが首吊りなんて、苦しかっただろうね・・・。
でも、今、楽になれた・・・?
夏の輝く太陽のもと、たくさんの友達といっしょにはしゃぐ小学生の頃のT君の、
はにかんだ笑顔が何度も何度も浮かんできて・・・
とても悲しくて、辛いです。