赤ちゃんを寝かしつける・・・。
眠ったかな?
そーっとベビーふとんへ・・・。
また泣き出した。
振り出しに戻ったような気分で、抱っこして、揺らす。
眠くて仕方がなくて、腕がしびれてめげそうで、気を紛らわすために数を数えてみる。
5000まで数えたら、きっと大丈夫。
1,2,3,・・・・・4498、4499、5000。
そーっと、そーっとベビーふとんへ。
また駄目だ。
さっき、5,000まで数えられたんだから、今度も数えられる、頑張ってみるか・・・。
1,2,3,・・・。
私にもこんな時がありました。
誰にも頼れず、たった一人で育児をしている気分、長いトンネルの中、いつ終わるんだろう・・・。
でも、確実に子供は成長しているんですよね。
「今子育て中のママ、だいじょうぶ、楽になる日が来るから。
今の自分を懐かしく思う日が来るから。」
素敵なママの言葉を見つけました。
今4歳のゆうちゃんが
新生児の時
長いトンネルにいるみたいだった
ゆうちゃんは本当に寝ない子で
夜中は
15分や30分おきに泣いて起きたので毎日毎日眠れなくて
常に頭がぼーっとして
ゆうちゃんの泣き声を聞くと
ビクッと体とこころがこわばるのが自分でわかるくらいに
ゆうちゃんの泣き声がするのがこわかった
泣いてるゆうちゃんを抱っこしながら
暗い部屋の中をうろうろ歩き回って
それでも眠くて眠くて
眠っちゃダメだ
って
壁に自分の頭を打ち付けたりした夜もあった
いくらゆうちゃんが泣いていても
まったく起きないパパちんにイライラしたり
いびきかいて寝ているパパちん見て
泣きやまないゆうちゃんを抱きながら
途方にくれて涙が出たりした仕事で疲れてるパパちんに助けを求めちゃいけない気がしたし
ママは自分なのに
自分一人でお世話ができないことは
なんだか許されないことのような気がして(今思えば完全な独りよがりだったんですが)
うまく甘えることができなかった
勝手に独りだと思い込んで
勝手に独りで戦ってた
眠れない毎日と
うまく替えられずに
何度もおしっこやウンチが漏れてしまうオムツ吐き戻しで1日何回も着替えさせる洋服
1人でお風呂にも入れていたので
脱衣所で大泣きしているゆうちゃんの泣き声を聞きながら慌てて入るお風呂
化粧どころか化粧水すらゆっくり付けることもできず
そして進まない家事
さらに前職の仕事が激務で
毎日夜中の2時に帰宅のパパちんこんな毎日 いつまで続くのかな
早く終われ
早く終われ
お願いだから早く大きくなって
って
生後3ヶ月くらいまでは
そればかり考えていた
今2歳のおーちゃんが新生児の時は
ゆうちゃんよりはまとめて2~3時間寝てくれる子で
おっぱいさえ飲めばまたすぐに寝てくれたので
本当に助かったけどそれでも
夜中帰宅のパパちんに頼れずに
1人で2人の子どものお風呂や寝かしつけが慣れるまでなかなか上手く出来なくて
眠る時は抱きしめて
いっぱい甘えさせてあげたいのにそれが出来ずに
ゆうちゃんにさみしい思いをさせてる自分が許せなくてかといって
ゆうちゃんのことを先に寝かしつけしようとすると
泣き続けて声が枯れてしまってるおーちゃんの泣き声が
狭い部屋中に響いて泣いているのに相手をちゃんとしてあげられていない自分が許せなくて
泣いてるおーちゃんのお世話をしている間に
眠くて泣き出すゆうちゃんにイライラしちゃったりして
おーちゃんもゆうちゃんも泣き止まないまま
泣きながら1人で眠ったゆうちゃんを見て
なんでうまくいかないんだろう
なんでうまくできないんだろう
早く大きくなって
早く 早く
早くこんな夜終わって
って
おーちゃんを抱きしめながら
泣いて眠ったゆうちゃんの側に座り込んで
子どもみたいに声を出して1人で泣いた夜も
何度もあった
ゆうちゃんの時も
おーちゃんの時も
もちろん可愛いと思っていたけれど
夜泣きがおさまるくらいまで
本当に毎日が必死の連続で
ゆっくり
こころから“可愛い”とは思えていなかった気がする
そして
もうすぐ2ヶ月になるトウくん
日中は1日中抱っこで
寝たと思ってベッドに寝かすと
5分もせずに起きるので
家事もトイレも
ゆうちゃんとおーちゃんの遊び相手も
トウくんを抱っこしたまま
夜中は3時間おきの授乳
夜中に替えるオムツは3~4回
おかげで
毎日寝不足で頭痛
抱っこしながらの洗濯物や掃除で
腰も肩もバキバキ
トイレだって
途中で起きたらゆっくりなんて入ってられないし揺れがなくなると泣いてしまうので
飲み物だって立ってゆらゆら揺れながら
食事も
片手で簡単に食べられるパンが多いそんな毎日
でも
でもね
こんな毎日だけど
こんなあなたが
可愛くて可愛くて 仕方ないの
1人目、2人目の時には
苦しくて 苦しくて仕方なかった
生後3ヶ月までの毎日だったけど
今回だって
同じように寝不足だし 体中痛いけど
それでも
あなたのことが
愛しくて愛しくて 仕方ない
3人目の余裕
3人目の慣れ
ううん
違うの
そうじゃない
3人目だから分かること
3人目だから気付けたこと
この あなたとの時間は
あっという間に終わってしまうものなんだ
ということを私は 知ってるの
1日1日成長しているあなた
今日のあなたに
明日には会えなくなることを
私は 知っているの
寝返りを打てるようになったら
寝返りを打てずに
短い足を一生懸命バタバタしていたあなたにはもう会えない
お友だちと遊べるようになったら
人見知りが激しくて
少しもママの側を離れず
ママにしがみついて泣いていたあなたにはもう会えない
その小さな足で
一歩、また一歩と歩けるようになったらハイハイで後追いをして
ママが入っているトイレの前でわんわん泣いていたあなたには
もう会えない
おしゃべりが上手になったら
「大丈夫?」のことを
上手に言えずに「あぶー?」と言っていたあなたには
もう会えない
走り回る楽しさを知ったら
抱っこが大好きで
いつでもどんな時でも
パパやママに抱っこをせがんでいたあなたにはもう会えない
自分のことを1人で何でも出来るようになったら
1人で靴を上手に履けなくて
出かける前
いつも玄関先でママを困らせたあなたにはもう会えない
どんなに会いたくても もう会えないんだ
それを 私は
ゆうちゃんとおーちゃんを育ててきて
知っている
あんなに
早く大きくなって欲しいと思っていたのに子どもの成長は何より喜ばしいはずなのに
こころの中で
子どもの成長を
さみしく思う自分もいる繰り返される同じような毎日でも
同じ日なんて本当は1日もなくて
今日もあなたは成長していて
昨日できなかったことが出来るようになり
今日できなかったことが
明日にはできるようになる
そして
できなかった時には戻らない
昨日のあなたには二度と戻らない
どんどん どんどん大きくなって
気づいたら ママのこの手を離れていく
ママを困らせるくらい
ママをイライラさせるくらい
子どもが全身でママの両手を求めてくれる時期なんて
80年の人生の中でほんのわずかな
瞬きするくらいに一瞬のことだということを
私は知ったんだ
小さな耳も
薄い爪も
背中のうぶ毛も
甘いにおいも
あなたの泣き声だって
すべてが奇跡みたいな一瞬で
もう二度と
今日のあなたには会えないことを私は知っているんだ
だから
今日のあなたに伝えたいの
ママは
今日のあなたが大好きだって
あなたが今のあなたでいてくれるのも
あとわずかな時間しかないって
ママは知ってるよ
中を通っている時は
終わりがないように感じたあの長いトンネルは
過ぎた後に振り返ってみたら
実は とても短くて
ちゃんと終わりがあったことを
ママは知ってるよ
そしてその先に
信じられないくらいに
楽しくて
幸せで
可愛くて
穏やかで
くすぐったくて
たまにイライラもする
そんな
愛しくて涙が出るような
あなたとの毎日が待っていることをママは 知っているよ
だから 泣いていいよ
本当のこと言うと
寝てくれたらもっと嬉しいけどね
でも
泣いてもいいよ
今夜も
お砂糖入れたあまーいホットミルク用意して
腹をくくって
あなたに
とことん付き合うよ
0歳 1歳 2歳。。。
子どもが何歳であろうと
今日の子どもには 今日しか会えません。
どうか 今日という日を大切に。。。
今日の子どもたちを抱きしめて
大好きをたくさん伝えて過ごしていけたら
と思っています。。。
子どもの心が穏やかに育つ魔法の育児より