斉藤 孝
以前、ある面接で「ご自分のやりたいことを1分間にまとめてお話ください。」
そう言われて話しはじめたら、3分の2ほどで時間になってしまい、
あっけなく落ちたという痛い思い出があります。
その時この本を手に取り、1分で話すには技術が必要だということを学びました。
この本、薄いですが内容はとても濃いです。
何度も何度も読みかえす価値のある、
非常にためになる本だと思います。
私はとてもスローな話し方で、さらに声にもコンプレックスがあります。
カウンセリングの授業でも、
「そんな話し方じゃダメ!」
何度も、ダメ出し、
最後まで立たされていたこともあります。
話し方がそうなのに内容も伴わないのでは目も当てられません。
一分話すということは、貴重な相手の時間も一分いただくということ。
不愉快な思いをさせないように、誤解を招くことがないように、
要点をまとめて、しっかりと話すことの大切さを学びました。