モラル・コンパス

imgres-18

       モラル・コンパス     〜こころの羅針盤〜

                          ウィリアム・J・ベネット  編者      柴田 裕之   訳

人生を豊かにする世界の寓話・説話・逸話100選

この本厚いです。

重いです。

でも、愛情いっぱいのお話がたくさん。

心のなかに善悪の明確な指針を創っていく必要のある小中学生の皆さんにだけでなく

大人のための道徳の教科書的な使い方ができると思います。

国や時代が変わっても、善悪、尊卑、正邪の基準はほとんど変わらないことに、驚きました。

寓話・説話・逸話の違いがよくわからないので調べてみました。

寓話(ぐうわ)とは、比喩によって人間の生活に馴染みの深いできごとを見せ、それによって諭す事を意図した物語。

説話(せつわ)は、近代に造語された言葉で、明瞭な概念規定なしに国文学・民俗学・民族学・神話学などの領域で使用される。広義には、古くより伝承されて来た話・物語一般を意味する。しかし狭義には、民話(昔話)、伝説を指す。

逸話(いつわ、英: anecdote)とは、世間や世人にあまり知られていない興味深い話、世人の目から逸した(逃れた)話のこと。特定の人物や物事に纏わる興味深い話として逸話が語られることが多い。”

なるほど・・・。

人生の様々な場面ごとに7つの構成になっています。

1・温かな家庭のなかで

2・世の中に出る前に

3・がんばりぬくということ

4・思いやりを持って生きる

5・母として父として、夫として妻として

6・社会の一員として、リーダーとして

7・生きる指針をもとめて

大人の方も、お子様もタイトルに関係なくどこから読み始めても、きっとお気に入りのお話しを見つけることができるでしょう。

どのお話しもときに優しく、ときに厳しく、まるで自然の恩恵のように心に入ってくるキラキラした輝きを放っています。

これらのお話しを心に留めおくことにより、人生を正しい方向に導いてくれる哲学を自分のものにするのを手伝ってくれるでしょう。

上部へスクロール