にっぽん人の心を磨く本
井上 義彦 森沢 明夫 著
”幸せな人生を送るためにいちばん大切なこと…それは、私たちが忘れかけていた「日本古来の美しい心の文化」のなかにこそあった―。”
読み終えてなんとも言えない清々しさと凛とした感覚に包まれています。
日本人でありながら日本の文化の素晴らしさを知らなかったこと、
知ろうと努力していなかった自分に気づけたし、
もっというと言わゆる一般的と言われる範疇で暮らしていると、知ろうにもその方法が身近にないような気がします。
それらを一気に解消してくれるような気持ちになれただけではなく、
「強さとは?」
「勇気とは?」
「幸福とは?」
混沌とした現代に生きる中で見失しなわれがちな、人間としての根源的な疑問について、
心の奥深く、まるで魂に直接語りかけてくるような、そんな言葉で、ひとつひとつ丁寧に答えてくれている。
”「強くなるということは、平和を生み出す力を得るということ」”
なんだか力が湧き出てくるような気がしませんか?
いつも手元に置き、折に触れ開いてみたい本です。
きっとこの著書、その言葉と同じく所作も美しい人なんだろうな。
側に行くと神木のような神聖さと、香木のような何とも言えない香りが感じられる人のような気がするなあ。