昨日は東京で開催された、カウンセラー向きの講座「機能不全家庭とその家族」に1日参加。
「機能不全家庭」この言葉と出会ったのはかれこれ20年前。
そこから私の研究の中心的テーマになったけれども、
昨今のグローバル化、さらに離婚、再婚により血縁関係のない親子の増加、
ネット社会などにより、家庭、家族の有り様は大きく変化してきている中で、
より最新のカウンセリング事情を知っておきたい!
そんな思いで参加しました。
機能不全家庭には多くのDVが見られ、そこで育った子供はACになりやすい。
彼らが成長して配偶者を求めるようになると、一瞬のうちに自分の病理に見合ったパートナーを見つけだす。
それがまるで「匂いでわかるようだ」と表現されるほど感覚的なもの。
そしてまた両親と同じ支配し、支配される関係性を繰り返す(世代間連鎖)。
この世代間連鎖を防ぐことがカウンセラーの最大の役割となります。
機能不全家庭って?
参考までに・・・
”機能不全な家族のパターン
よく怒りが爆発する家族
冷たい愛の無い家族
性的・身体的・精神的虐待のある家族
他人や兄弟姉妹が比較される家族
あれこれ批判される家族
期待が大きすぎて何をやっても期待に添えない家族
お金・仕事・学歴だけが重視される家族
他人の目だけを気にする表面だけ良い家族
親が病気がち・留守がちな家族
親と子の関係が反対になっている家族
両親の仲が悪い喧嘩の絶えない家族
嫁姑の仲が悪い家族
「アダルトチルドレンと共依存」緒方明著より”
それぞれの現場での症例のシェアは本当に参考になったし、
「クライエントの感情を共感的に理解する温かい心で接し、状況を冷静に分析して適切な支援」
このベースとなるものは、他のなにものでも無いクライエントに対する『愛』だな・・・そんなふうな気付きもありました。