温かい心

昨日は東京で開催された、カウンセラー向きの講座「機能不全家庭とその家族」に1日参加。IMG_4909

 

「機能不全家庭」この言葉と出会ったのはかれこれ20年前。

そこから私の研究の中心的テーマになったけれども、

昨今のグローバル化、さらに離婚、再婚により血縁関係のない親子の増加、

ネット社会などにより、家庭、家族の有り様は大きく変化してきている中で、

より最新のカウンセリング事情を知っておきたい!

そんな思いで参加しました。

 

機能不全家庭には多くのDVが見られ、そこで育った子供はACになりやすい。

彼らが成長して配偶者を求めるようになると、一瞬のうちに自分の病理に見合ったパートナーを見つけだす。

それがまるで「匂いでわかるようだ」と表現されるほど感覚的なもの。

そしてまた両親と同じ支配し、支配される関係性を繰り返す(世代間連鎖)。

この世代間連鎖を防ぐことがカウンセラーの最大の役割となります。

 

機能不全家庭って?

参考までに・・・

”機能不全な家族のパターン

よく怒りが爆発する家族

冷たい愛の無い家族

性的・身体的・精神的虐待のある家族

他人や兄弟姉妹が比較される家族

あれこれ批判される家族

期待が大きすぎて何をやっても期待に添えない家族

お金・仕事・学歴だけが重視される家族

他人の目だけを気にする表面だけ良い家族

親が病気がち・留守がちな家族

親と子の関係が反対になっている家族

両親の仲が悪い喧嘩の絶えない家族

嫁姑の仲が悪い家族

  「アダルトチルドレンと共依存」緒方明著より”

 

それぞれの現場での症例のシェアは本当に参考になったし、

「クライエントの感情を共感的に理解する温かい心で接し、状況を冷静に分析して適切な支援」

このベースとなるものは、他のなにものでも無いクライエントに対する『愛』だな・・・そんなふうな気付きもありました。

 

上部へスクロール