私のセッションはユング心理学がベースとなっています。
心理学系の大学に通いたいとずっと思って来ましたが、
わたしにとって、仕事との両立は難しく、未だその夢は実現していません。
けれど、ずっと昔に
「その分野について書かれた本を200冊読んだなら、 4年間学校に通ったのと同じだけの知識が身につく」
と書かれていた本と出会ったことにより、
時間がゆるす限り本を読み、気がつけばいつのまにか200冊はとっくに超えています。
興味をもったセミナーや講座に参加する事を続け、
学会の先生方にも「机上の知識より、大切なのはクライエントとの対話」と励まされ、
とにかく納得がいくまで独学でやっていこう! と今に至っています。
ユング心理学は奥が深く興味つきません。 いくら勉強してもまだ足りない気がしています。
今回はカウンセラー対象の3日間のコースです。
午前中、毎週予約いただいている家族セッションを終え、電車に飛び乗り、東京に向かいます。
1日目は箱庭療法の講義とコラージュ療法。
どちらも遊びの色合いが強い療法で比較的導入が容易なので、病院でもよく取り入れてきました。
いつもクライエントにやって頂くコラージュですが、自分でやるのは久しぶり。
やり始めるとほんとに夢中になります。
「分析の仕方を知っている自分だからうまくいくかな?」
そんな心配もどこかに吹っ飛んで、ただただ自己表現を追求する自分自身と出会えました。
今回私が制作したコラージュ
提出の時間が迫っていたおり、焦って撮った写真なので光って見えにくいです・・・。
今回はMPC法 マガジンピクチャーコラージュ
(好きな雑誌、カタログを持参、好きなもの、気になるものを切り取り好きな場所に貼る)
台紙は4ツ切り、時間は30分から1時間
患者と健常者は分析方法が異なるのですが、取り敢えず、分析してみますね!
それぞれの領域の説明から。
上に行くほど、精神的、下は身体的。左は内的、右は外的、真ん中は全体性(Self)。
左上が倫理、父性、思考。左下が本能、直感。右上が社会、感覚。右下が母性、家庭、感情。
なんとselfの場所に男性を貼ってしまっていました〜。
やはり私は男っぽい?!
出来上がったコラージュを見て、素朴な疑問が・・・。
私は自然が大好き。
持っていった雑誌の中にも豊かな自然の風景や花や樹がたくさんあったにもかかわらず、
貼っていない!?
思わず、講師に質問してしまった私ですが、
「今は草や花に癒やされる必要が無くなったからでしょう。」とのこと。
今の心の状況がそのまま反映されているコラージュ。
自分の心を知るには手軽に入りやすい療法だということ、再確認できました。