「ファッション・レボリューション・デー」

昨日のブログ、

ドイツで行われた社会実験の背景にあるのは、

「ファッション・レボリューション・デー」

下記のような事故を繰り返さないための国際的キャンペーン。

 

2013年4月24日、バングラディッシュ、ダッカで起こった「ラナ・プラザ」ビル倒壊事故。

5階建てだったビルを増築し、無理やり8階建てに。

つまり安全基準を満たさない違法建築だった。

ヨーロッパブランドを支えるべく、このビル内では3000人以上が、

先進国の最新トレンドファッションを楽しむ消費者の、

増え続ける需要を満たすために長時間労働をしていた。

ところが無理な増築によりミシンの“微々たる振動”に耐えられなくなり崩壊。

1100名を超える死者が出た事故。

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写真はFashionsnap.com(ファッションスナップ・ドットコム)The Postsより

 

安価でファッショナブルな服が増えたのは何年くらい前からでしょうか?

 

この服も、あの服も、なんか古くさい・・・垢抜けないな・・・。

そんな悩みも、トータルで揃えることで、トレンドを意識した着こなしになったりする。

これから訪れる国の気温に応じた服の準備に不安がある!そんな時、空港で躊躇なく購入できたりする。

冬の寒さや夏の暑さに対応できる機能的な下着を、シーズンごとに家族分購入できたりする。

浮いた衣料費を他に回せる。

 

何を隠そう、私もその恩恵を受けている一人です。

 

こういった価格帯の服を製造するには一体どれだけの人が、

どんなふうにかかわっているのでしょうか?

そしてその労働環境は?

 

はっきり言って、

その環境を知ったから、

もう購入するのはよそう。

買わないようにするべき。

そんなことは言えません。

 

「消費について考える必要がある」ということ。

これだけは言えます。

 

このビルの崩壊現場で失われた命には、親の仕事を手伝っていた幼い命も含まれていたそうです。

 

 

 

 

 

 

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