カウンセリングは
主に言葉のやりとりで成り立つもの。
クライエントの言葉は
意識されたものから生まれてきたもの。
意識化されたものからでも、
セラピストと一緒に整理していくことで、
気持ちが落ち着くことも多いです。
私が行う絵画分析は、
絵を描くことで、無意識の自分から出てきた感情を拾って、
言葉にしたり、そのご自身が描いた絵を見ながら、身体が自然と動くのに任せたりして紡いでいくもの。
ご自身が全く気づいていなかった思い、感情、
そして言いたかった言葉・・・。
それらをつなぎ合わせていくことで、
いろいろな気付きがあります。
病気ではないのに、なぜか身体の調子がすぐれない。
そういった方の心のなかには、
ご自身が気づいていない、抑圧された思いが必ず存在しています。
生きたかった生き方をされてこなかった、
事情があって出来なかった、その時期のご自分の苦しさ。
苦しさに気付き、開放してあげることで、
少しづつ本来のその人らしさに近づくことが出来ます。
語彙の少ない十代の方のクライエントも多いですが、
絵画分析を行っていくと、
成熟した考え方を持っていることがわかります。
保護者の方々は、その考え方に驚き、
同時にまた言葉にならなかったそのお子様の思いを発見することで、
お子様への接し方や、現状に対する対処方法を見つけてゆかれます。
また多くの保護者の方はお子様の変化を通し、自分自身が見えてきたとおっしゃられます。
元気になられたお子様に続いて、
保護者の方がセラピーを希望されるパターンが多いです。
保護者の方が元気になると、お子様ももっともっと素直になり、輝いてきます。
微笑ましいくらいに仲良しになるお母様とお子様。
30代後半から40代後半にかけて、
ご自分をしっかり見つめた方は、
その後の人生が劇的に変化します。
その時期、今までどおりの人生にこだわって、
多分、置かれている環境とか、社会性とか、役割とか、習慣とか・・・を重視されて、
無理して走り続けた方は、
世間からは立派だと評価されることが多いようですが、
内面が充実することなく、人生の幕を閉じる事になったと嘆かれることも少なくないようです。
二度とないご自分のかけがえのない人生を今まで以上に充実した物にするために、
ご自身の本当の思いを知る。
無意識の自分自身と対話してみませんか。