”『SAYURI』(Memoirs of a Geisha)は、2005年のアメリカ映画。1997年にアメリカ合衆国で出版されたアメリカ人作家のアーサー・ゴールデンによる小説『さゆり』を原作とした作品である。
監督はロブ・マーシャル、主演はチャン・ツィイー。第二次世界大戦前後にかけて京都で活躍した芸者の話である。第78回アカデミー賞で6部門ノミネートされ、3部門で受賞した(この年の最多受賞タイ)。
1929年、世界恐慌の折、貧しい漁村の9歳の少女、千代が京都・祇園を模した架空の町の花街の置屋に売られ、厳しい生活の中で人気芸者に成長していく姿を描いている。第二次世界大戦へ向けて戦時色が強まってゆく日本を背景に、戦争、敗戦といった社会の変化によって影響される人生を表現している。” Wikipediaより
息を呑む映像の美しさと、
音楽の美しさに心奪われる作品です。
置屋に売られた少女が、一人の男性と出会い、
「いつかまた会いたい」
その思いだけで「芸者」になる決心をし、
芸者になるため血の滲むような稽古にも前向きに耐えていく姿に大変心を打たれました。
渡辺謙がその相手の男性なのですが、
彼からもらった約一月分もの食費になるお金を、
神様にお賽銭として捧げます。
一生懸命「芸者にしてください。」と祈るシーンが健気で・・・。
「◯◯になりたい!」
だれでもが一度は願うことです。
その願いを叶えるために、どれほどの努力をしたでしょう?
たいして努力もしていないのに、
「自分には無理」とか、「最初から能力がなかった」とか、
そんなふうに諦めてしまうことって多いですよね。
人を羨ましがる前に、その人がそこまでになった努力を想像してみましょうか。
華やかであればあるほど、その裏では計り知れない努力の積み重ねがあるものです。
どんなときも、
努力をし続ける強さと、
いつか夢は叶うという希望を心に描いて生きたい!
と思わせてくれる映画でした。