池田 晶子
「41歳からの哲学」っていうのもあります。
そちらは死にフォーカスされている感じがして、
私はこちらの「14歳からの哲学」のほうが好きです。
内容は深いです。
哲学用語のようなものはほとんど出てこないのですが、
大変明確な文章で、語り口調で書かれているため、
噛みしめるように読んでいくことができて、
苦労することなく、ずっしりと考えることができます。
同時にいかに自分が考えることをしてこなかったかということ、
思い知らされました。
自分の芯を作るために、
おさえておきたいこと。
子どもと大人の間で揺れている時期の人におすすめですが、
十分に大人になった人にも、
ぜひ読んでもらいたい本です。