関 則雄 + 三脇 康夫 + 井上リサ + 編集部 編
私が持っている本のなかで、最も付箋&線引きが多い本じゃないかな。
アートセラピーについて、広義に知りたい方には、おすすめできる本だと思います。
尊敬しているアートセラピストの関 則雄先生が書かれている内容は、本当に本当に大切なことばかりで、
この本と出会えて心から良かったと思います。
昨日、今日と日本芸術療法学会の研修なんですが、昨日は関先生のお姿をお見かけでき、とても幸せでした〜。
日本画、油彩と学び、自分は本当に絵の才能がないなあ・・・と思っていましたが、
この本で現代アートにとても興味がわき、
実際に学んでみたところ、一番夢中になれて、一番楽しい!
唯一、私が絵を描いているときにフロー現象が起こるのが現代アートです。
”フロー (英: Flow) とは、人間がそのときしていることに、完全に浸り、精力的に集中している感覚に特徴づけられ、完全にのめり込んでいて、その過程が活発さにおいて成功しているような活動における、精神的な状態をいう。ZONE、ピークエクスペリエンスとも呼ばれる。心理学者のミハイ・チクセントミハイによって提唱され、その概念は、あらゆる分野に渡って広く論及されている。
フロー体験の構成要素。
- 明確な目的(予想と法則が認識できる)
- 専念と集中、注意力の限定された分野への高度な集中。(活動に従事する人が、それに深く集中し探求する機会を持つ)
- 自己に対する意識の感覚の低下、活動と意識の融合。
- 時間感覚のゆがみ – 時間への我々の主体的な経験の変更
- 直接的で即座な反応(活動の過程における成功と失敗が明確で、行動が必要に応じて調節される)
- 能力の水準と難易度とのバランス(活動が易しすぎず、難しすぎない)
- 状況や活動を自分で制御している感覚。
- 活動に本質的な価値がある、だから活動が苦にならない。
フローを経験するためにこれら要素のすべてが必要というわけではない。”