「謙虚であれ! 」
自分にそういつも声をかけていたい。
どちらかと言うと、クライエントに主導権があるカウンセリングと違って、
セラピーの時は主導権はセラピストが持つのが原則です。
セラピー時はそれこそ、命をかける感じで集中しています。
このお仕事を始めてから一度も自分の都合でキャンセルをしたこともありません。(結構身体が丈夫)
準備にものすごく時間もかけます。
リラックスはしていますが、毎回120%の力を出しきったと感じることを目標とし、真剣です。
セッション時間も1800時間を超えました。
仕事中以外の私はぼーっとし、ものすご〜く頼りない自分です。
セラピストでもない、妻でもない、親でもない、
素の自分でいられる場所が欲しいと、ずっと思ってきました。
プライベートではカウンセラー、セラピストであることを、知られたくない私です。
プライベートで、私をセラピストであると認識されている方のお話下さる内容に、
仕事のように反応してしまう自分がいます。
その方との会話やメールに、気が付くと、
セラピストである驕ったとても嫌な自分が出てしまっています。
なんと、セラピストの方にも同じことやってしまっていました。
その方がセラピストであることをわかっていたはずなのに、
なぜか、忘れてしまっていたのか、
その方に送ったメールを読み返してみて、唖然。
私がまるっきりセラピストの立場で偉そうな発言をしてしまっている・・・。
相手に良かれと思って発言している、完璧上から目線の私・・・。
本当に、おっちょこちょい・・・ではすまされません。
後悔しきり・・・。すっかり嫌われているだろうな・・・。
そのことでずっと心を痛めておりました。
お会いして思い切って聞いてみたら、やはり、気がついていないといった感じのお話しかたで、
そのままさらっと流して下さいました。
そうだ!
その方は、いつもとても謙虚、
自身がセラピストということを、
決して表に出さないのに、存在自体が癒やしそのもの。
私は小さな存在、私は無能、私は弱い、
そんな自分を普段から自覚できている謙虚な私だったのなら、
こんなことはなかったはず。
謙虚であれ!私。
負けず嫌いの私、引っ込め!
雨の中に佇む木はとてもスピリチュアルな存在。
そこにいる___その存在自体に癒やされる。
そんな静かで謙虚な存在に私もなりたい。