落ち着いたトーンの和の絵柄、パキッとした質感と、少しざらついた手触りがなんとなく好き。
時代劇に出てくる花札のシーンが思い出されて、江戸時代が感じられたりするので、
時々取り出して眺めて見るだけの、新品同様の『花札』が家にあります。
中学生の時、多分、学校から購入するように言われて買ったんだと思う。
花札という名の通り、お花の絵柄が多い中、
人物が1枚だけ混じっているのがずっと気になっていた事を思い出し、
大人になってから調べたことがあります。
彼は『小野道風』と言われています。
おののみちかぜ (とうふうとも読む)
”平安時代前期、10世紀に活動した能書家であり、それまでの中国的な書風から脱皮して和様書道の基礎を築いた人物と評されている。後に、藤原佐理と藤原行成と合わせ、「三跡」と称されている。
逸話
道風は、自分の才能のなさに自己嫌悪に陥り、書道をやめようかと真剣に悩んでいる程のスランプに陥っていた時のこと、ある雨の日散歩に出かけていて、柳に蛙が飛びつこうと、何度も挑戦している姿を見て「蛙はバカだ。いくら飛んでも柳に飛びつけるわけないのに」とバカにしていた時、偶然にも強い風が吹き、柳がしなり、見事に飛び移れた。これを見た道風は「バカは自分だ。蛙は一生懸命努力をして偶然を自分のものとしたのに、自分はそれほどの努力をしていない」と目が覚めるような思いをして、血を滲むほどの努力をするきっかけになったという。” Wikipediaより
才能の無さに自己嫌悪に陥ることの多い私です。
でも、
努力しないと偶然も味方になってくれない。
努力していれば偶然がいつか味方してくれることもあるかもしれない。
努力もしないで、自分の才能のなさを嘆いたり、
才能がないことを言い訳にして、努力をしない自分でいることは避けたいと思うようになりました。
ジャンプするチカラがほしい時、握りしめてるマスコットのカエル。
大きく見えますが、5cm位の大きさです。