「あの頃の自分に言いたい!」

セラピーが進んでとても和やかな表情が見え始めた頃、

不意に、クライエント様の口から、

「あの頃の自分に言いたい!」という言葉から始まって、

ご自分を回想されながらお話されることがよくあります。

 

「どうしてあんなに暗かったんだろう。

世界が怖くて、ベットから離れなれなかった・・・。

いつも寝てばかりいた。

死にたいと思ってばかりいた。

本当にもう、馬鹿だったんだから・・・。

もったいなかったな・・・。

どうしてあんなに

疲れていたんだろう・・・。」

 

世界が違って見えてきたのは、あなたが変わったから!

座っているのも辛そうだったあなたが、

言葉が全然出てこなかったあなたが、

鬱だと診断されて、薬が手放せなかったあなたが、

今、こうしてニコニコ笑っている。

 

私も、一緒にニコニコしてしまう。

 

もう大丈夫!

 

 

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