セラピーに来られる方の中には、
ものすごく『赦す』ことが得意な方がいらっしゃいます。
一度赦したから、今回も。
前も同じようなこと赦したから、今度も「ま、いっか。」赦そう。
これくらいのこといつものことだから、
流してしまおう。
「腹立てたってしゃーない。」赦そう。
そうやって何度も何度も、
気が付くと何年も何年も・・・・。
溜め込むのではなく、腹立たしい思いを押さえつける訳でもないから、
ストレスは思ったほどたまらない。
まわりから幸せそうにも見えるだろうし、
実際に幸せを感じるときも多かったと思います。
それがある時、
「もう限界かも・・・・。」と、そんなふうに思えたので・・・・。
そういって半ば微笑みながら相談に見えます。
その長い間、そのお相手の方はまさかそんな風に、
赦されて来たなんて、夢ほども思わず。
そんなふうに赦すことが得意な人と、対照的なのが
抑えこむことが習慣になってる方。
常にイライラしたり、八つ当たりしたりしてしまう。
そんな自分にまたいらいらしたりで、
ストレスを感じ、時には無気力になったり・・・。
体調が悪くなることで、病院にかかるなど、早々に何らかの行動を起こされます。
通院がお二人の関係の修復のきっかけとなるかもしれません。
前者は、もう決定的と思えるほどの強い意志になってしまっていて、
修復なんて不可能。
お二人にとって、
どちらが良いことなんでしょうか?
私はいつも考えこんでしまいます。