シール・エミコさん

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エミコ・シール 著

私が彼女の存在を知ったのはモンベル渋谷店の5階サロンで行なわれた
「モンベル・チャレンジ・アウォード」受賞の記念講演会(2006.10.28)

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人なつっこい笑顔と、瞳の輝きは、

彼女の本の中にあるつらい過去を乗り越え、自身の夢に向かって、

まっすぐに進んでいっている幸福感からなのかな。

スティーブ・シールの「自転車の旅だと、車では見落としてしまうものがよく見えるよ」という言葉に触発され、バイクから自転車に乗り換えて世界一周2人旅を開始。

ゴール目前で深刻ながんが見つかる。

3年間の闘病生活を経て2004年、再び世界一周の旅を再開。

2008年9月に、がんが再発。

そしてまた再々発。

”治療の可能性を求めオーストラリアに渡ったシール・エミコさんからメッセージが届きました。

手術が決まりました。
最大12時間におよぶ大手術になるそうです。
運が良いことに、経験豊かな執刀医とめぐりあえ、
悪化が進んでるので、最優先で7月9に決定しました。
入院期間は1カ月。
すでに大腸、膀胱、神経が進行癌に圧迫され、消化機能がかなり低下。
痛みもますます激しくなっており、緩和ケアだけを選んでいたら余命数カ月と深刻な状態でした。
ほんとギリギリ! あと少しのふんばりです!!
たくさんの方からの応援・支援金に、心からあらためて感謝いたします。
最後のチャンスをいただけたことに命を救わました。
本当の闘い(戦い)は、術後から半年だそうです。
感染症、再発転移がなければさらに長生きできる可能性も高まります。
身体障害(人工膀胱、人工肛門)、後遺症、副作用は1~2年もしたら慣れてくるそうです。
スティーブが一緒なので大丈夫です。根性で頑張ります。(笑)

シール・エミコ(2012.6.19)”  モンベルホームページより

 

彼女はずっとずっと若い頃、自殺を考えたことがあったそうです。

苦しみを乗り越えた人の瞳の輝きはことばにならないほど慈悲深くて。

泣いて過ごしても、笑って過ごしても同じ一日。

笑って過ごしたいという彼女。

自分の人生を信じることの大切さや、

好きな自転車にもう一度乗りたいと言うその純粋な願いに心打たれました。

 

そして人間の強さと可能性を教えてくれました。

 

 

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