もう13、4年ほど前になるでしょうか、
車を運転中、カーステレオから流れてきた、その歌声に、
心が全部持ってかれたような不思議な体験をしました。
それはスピッツの「ロビンソン」でした。
すぐにCDを取り寄せ、その日以来、
「ロビンソン」から始まって、時間があればスピッツの曲を聞いている日常になりました。
ヴォーカル、作詞、作曲を担当の草野さんの世界は、
なんって言うんだろう・・・。
言葉で表現しづらい・・。
ピュアで、
色で言ったら 蒼の世界
澄み切ったという程でもないけど、透明感があり、あいまいなかんじもし、
聞いている間中、完全に、イメージの海で漂う感じ。
普通、音楽って、お気に入りの曲って、「耳」で聞きますよね。
聞いた音が、楽しいって、ノリノリって気持ちを運んでくれる。
それがスピッツの曲の場合は、
もっと体の下のほうに直接響いて染みこんでくる感じ・・・
声、メロディー、歌詞、
聞くというより、完全に、心で感じています。
切なくて、純粋で、みずみずしくて、甘くて、優しくて、もどかしくて、どこかやるせなくて・・・。
こんな恋を学生の頃できていたらなあ・・・。
移動中はもとより、ピュアな自分になりたいときにも聞いているので、
浸っている感覚。
無意識の私の鼻歌も当然スピッツの曲。
カラオケ行ったなら、周りの空気も読まず、
ずっとスピッツばかり歌う・・・。
草野さんの佇まいが素敵で・・・。
就寝前にも聞いているので、
時々歌詞がそのまま映像になって夢に出てくる。
冗談を言い合って、ふざけあって、渚を転げるようにかけてく二人・・・。
決して心の中の「好き」って思いを告げようとしない、学生の自分。
隣には、黒目がちでピュアでシャイな彼。
私の事、どう思ってるか、全く言葉にしない彼。
それぞれが将来に向けて夢があって・・・・。
ただ時々、自然のなかで、ふざけ合って、じゃれあうのが楽しくって・・・・。
あ、これは完全、妄想願望ですね。(笑
でもスピッツの曲聞いていると、恋をしている時のような心の状態になっている感じがする。
きっとずっとときめいていたいのだなあ。