末永 蒼生
色彩心理の世界
心を元気にする色のはなし
私は色が並んでいるのを見るのが大好き!
絵の具、色鉛筆、布、画用紙、折り紙・・・。
特に瓶にはいった岩絵の具が、光を反射してキラキラ輝いているのをみると、
うっとりしていつまでも見つめていたくなる。
宝石やアクセサリーの美しいものが並んでいるのを見るより、
素朴な色が並んでいるものを見るほうがずっと幸福感を感じる。
カラーセラピーを学んでいる頃、この本に出合いました。
絵の読み解きで重要なのが色です。
色の持つ意味を知っていないと、絵を読み解くことができないと言ってもいいかもしれません。
太古の時代、ある一定の色のついた布で覆われた空間に病んだ人を入れることで、
人を癒やしたと言われています。
太古の昔から、実は『色』はとても重要なものだったのです。
この本には豊富な事例とエピソードが盛り込まれ、
それそれの色の持つ特性や、それにまつわる感覚など、
内容は深いです。
多方面から色について知ることができます。
色に興味のある方には必読の書だと思います。
読んでいる間中、色の中で漂い、遊ぶ感じで、
とても楽しい!