「子どもがいつまでも子供で困っている・・・・・。」
60代の女性のご相談が多いです。
みなさん一様にものすごく疲れていて、いわゆる『不定愁訴』という診断を受け、
どうにか自分の人生を歩いて行きたいと望まれて、私のところに来てくださったわけですが、
お話を聞いていくうち、冒頭の
「子供がいつまでも子供で困っている・・・。」という言葉が出て来るのです。
「30代の息子が仕事もしないで家にずっといる。たまに面接に行っているようだけど、どうするつもりなのか・・・。」
「娘夫婦が二人して遊び歩いて、家のことは一切せず、私任せ、
子育てもしないで、孫の面倒はすべて私にかかっている。
でも、仕事に行ってるから仕方がないのかな?
自分の通院と、買い物と、家事と、孫の世話、
このままじゃどうにもこうにも身体が持たない・・・。
休みたいのに休めない。」
住む家を与え、車を与え、家事も引き受け、
いったいどれだけ、お子さんに与え続けるのでしょう?
それが親の役割でしょうか?
大切なお子様の達成の機会を、達成の喜びを奪っていることはならないでしょうか?
親がまず、幸せになることが大切ではないでしょうか?
関連があるかどうかわかりませんが、
とても面白い記事を見つけたので、載せてみます。
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/3695?page=1
最後のこの言葉が痛快です。
”─子どもが内定を得ることができずに困っている親にメッセージを。
「子どもが大学を卒業したのに、就職先がない」と嘆く親がいるならば、子どもに500万円ぐらい与えてみればいい。どうせ遺産相続させるくらいなら、与える方が効果的だ。
そして、「好きなところへ行って地べたを這い、5年後、別の人間になって帰って来い。そのとき、今後どのような人生を生きていくのかを言え」と突き放せばいい。途上国ならば3年間は暮らせるだろう。その後の2年は本人が現地で稼げばいい。
日本にいてそのカネで中古のポルシェを買って遊んでいるようならば、もう投資する必要はない。その瞬間に、子どもの将来がわかるじゃないか。残ったカネは相続させずに、自分達で人生エンジョイするために使ってしまう。子どものために汗かくのは20歳まで、と決めたらどう?”