式の前日 穂積
表紙の絵になんだかとっても惹かれて普段読まないコミックスを買いました。
5編を収録した読み切り短編集。
何度読んでも泣けます。
男性の背中にこれほど注目したのははじめてです。
それまだ歩いてきた人生が表れているかのような哀愁のある背中。
なんども背中を見つめてしまいました。
さよならソルシエ 1,2 穂積
絵画に対する狂おしいまでの情熱と、常軌を逸した過激な行動から「炎の画家」と呼ばれた
フィンセント・ファン・ゴッホ。
その強烈な生き方ゆえに、まわりの人々から理解されることのないまま、
自らの手で37歳の生涯を閉じた。
ゴッホの絵といえば、鮮烈な色彩と激しい筆のタッチが特徴
ゴッホは後期印象派の画家。
この表紙二人の表情は一般的に知られている気むずかしいゴッホと、献身的な弟テオの印象からはずいぶんと離れた表情で、
かえって興味が惹かれました。
〜ふたりのゴッホの愛と嫉妬と切なさに満ちた感動のドラマ〜
子供の頃の二人の愛情あふれるシーン
しきたりの難しい美術界で才能ある作家たちの興す新しい美術の風
ゴッホの、絵の対象に向かう限りなくナチュラルで愛あふれる眼差し
ものすごく楽しめた作品です。
こっちのゴッホの生涯のほうが何故かリアリティがあるように思えて・・・。
美術館に行ってゴッホの作品が見たくなりました。