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田舎のキャバクラ店長が息子を東大に入れた。

碇 策行 著

高校卒業後、飲食店勤務。その後24歳で独立も10年後には借金苦。小学生の頃、父親が家を出て、中学生になると母親も蒸発。『子供を裏切らない』子育てを実践。キャバ嬢との関わりと自分の育ちにもとづいた子育てで、息子が現役で東京大学へ

勉強法ではなく、人の育て方が見えてくる底辺のストーリー

人は人に愛されたい。子どもは親に愛されたいそれだけなんだ。”Amazonより

筆者は子供のころを振り返って、母の望むように、感情を押し殺しながら生きたと言う。

「子供は親の望むように生きる。親の気持ちを推し量る。子供はみな、親に好かれたい。自分に目を向けてほしい。そして褒められて、抱きしめられたい。だから、子供たちは親の望むようにしようとする。たとえそれがつらく悲しいことだとしても。親が望むなら。」

父が去り、母が去り、その時、「両親に棄てられた」と感じ、

「いざとなったら、大人は自分たちの都合のいいようにしかしない。子供のことなんて、どうでもいいのだ」と、両親を嫌い、許すこともないだろうと思ったと言う。

一般的に子供は無限の可能性を持っていると言われています。

その無限の可能性を引き出すことができるのは、親や先生といった身近な大人たちの見守りと愛情。

子供を信じて、子供の声を聴き、寄り添って見守ることで、子供の無限の可能性は引き出さていきます。

例として筆者は次のように書かれています。

”赤ちゃんは、手にしたいものを見つけると手を伸ばす。手を伸ばしても届かなければ、背伸びをする。そしてそのものを手にすると、必ず天使のような微笑みで親のほうに振り向く。そこに見守ってくれている親がいることをわかっているからだ。
子供たちは振り返ったとき、そこに見守る親がいるから、安心して手を伸ばし背伸びをする。手を伸ばし背伸びすることで、子供たちは成長していく。そこに見守ってくれる親がいるから成長していくのだ。
うまくいかなかったときでも、抱きしめてくれる親がそこにいるから挑戦できる。挑戦することで、それまでうまくできなかったことがうまくできるようになる。

できるようになると子供たちは、見守る親のもとへ駆け寄ってくる。抱きしめてもらうために。
子供たちは、身近な大人の愛を実感できれば、自分の持つ無限の可能性を伸ばそうとする。子供たちの無限の可能性を信じる大人たちの期待に応えようとしていく。

子供たちに『失敗を恐れずに挑戦する勇気』を持たせることができれば、子供たちは無限の可能性を発揮する。その『勇気』を持つためには、身近な大人に見守られている、愛されているという『安心感』がなくてはならない。”文中より

そして筆者の誓い。

”生まれた子どもを前に、「自分は子供を裏切らない」と誓った。

「どんなことがあっても、キミたちの味方だから。
キミたちが本当に困って助けがほしくなったら、
世界のどこへでも助けに行くから。」”文中より

この言葉はとても心を打ちました。

子育てにおいて一番重要な親の役目は、子どもに安心感を与えることかもしれないですね。

安心感というベースがあれば、子どもは伸び伸びその才能を開花させていく。

この本に書かれていることは全てアタリマエのことかもしれない。

けれど、そのアタリマエのことができていない親がいかに多いことか・・・。

そのことで子どもは自分に自信を持てず、生きづらさを一生抱えたまま生きていくことになる。

考えさせられた一冊です。